【火を消さない消防士】出動しない消防士の仕事を紹介

消防

こんにちは、ヒロキチです。

消防士の仕事が紹介される時って、だいたい24時間勤務の中で火災現場や事故現場へ出動して救助をしたり、消防署で厳しい訓練をしたりということがよく取り上げられますよね。
THE 体育会系!というイメージが強いと思います。

実は消防士の仕事って、出動したり訓練したりっていうだけではないんです。

どんな仕事でも、表で活躍する人がいれば、それを裏で支えている人たちが必ずいます。
消防士も同じで、火災現場などの災害へ出動する消防士がいれば、それを支えたり組織の運営に尽力したりなどする「出動しない消防士」がいます。
この「出動しない消防士」は非常に重要な存在です。
この人たちの支えがなければ、出動する消防士は現場でまともに活動することはできません。

今回は、そんな一般的にあまりイメージのない「出動しない消防士」の仕事について紹介したいと思います。

消防士は2種類に分かれている

消防士は勤務形態から、交代勤務者毎日勤務者の2種類に分かれます。

交代勤務は、災害に備えて24時間交代で勤務し火災や救急要請があれば出動します
交代勤務の中でも消防本部によて2交代か3交代か異なります。

毎日勤務は、土日祝日休みで一般的なサラリーマンと勤務時間は同じです。事務を担当する業務が多く出動しません

出動しない消防士の仕事とは?

出動する消防士の仕事はご存知のような、現場対応と訓練の2つが主な仕事です。
一方、出動しない消防士の仕事は非常に様々です。

火災予防、消防車両・資機材の整備、指令業務、救急救命の普及啓発、消防団との連携など様々な仕事があります。
これらの仕事も、消防士の使命である「国民の生命、身体及び財産を保護する」ために必要な仕事です。

火災予防

火災が発生したら「消防隊(ポンプ隊)」が出動し消火活動を行います。
発生してしまった火災は仕方がありませんが、火災を発生させないようにすることが重要です。
「予防課」という部署が職務を担っています。

具体的に何をやるのかというと、スーパーマーケットや飲食店などの事業所、アパートやマンションなどに行って設置されている消防用設備が正しく管理されているのかをチェック(立入検査)したり、幼稚園や小学校に行って子供たちに火災予防の指導を行ったりします。
また、危険物の届出や煙火行為(焚き火など)の受付や火災の統計などの事務作業が多いです。

他にも様々な業務がありますが、「火災を発生させない」と言う取り組みで市民の命や財産を守り、出動部隊の負担軽減に努めています。

車両・資機材の整備

ポンプ車や救急車などの消防車両、消防ホースや救急器材などの資機材は、災害活動には絶対に欠かすことのできない消防士の商売道具です。
それらを整備したり、仕様や導入について決定しているのは「警防課」です。

消防車は地域によって仕様が様々です。
狭い道が多い地域では小回りが利く消防車にしたり、消火栓が少ない地域では数千リットルもの水を積んだ消防車にしたりと、それぞれの地域の実情に合わせて決定しなければいけません。

また、消防資機材はいつでも使用できるように常時厳しく管理されています。少しでも異常や不具合があれば早急に修理・代替品の手配や調整を行います。そういった消防資機材の管理業務も警防課が行っています。

警防課は出動部隊がより良い活動ができるように支える、「縁の下の力持ち」のような存在です。

指令業務

119番通報の窓口をしているのは「指令課」です。指令課は24時間の交代勤務ですが、119番の専属であるため出動はしません。

市民からの緊急要請を受け取り詳しい内容を聴取した後、災害規模や緊急度・危険度を適切に判断し出動部隊を編成します。そして、該当する消防署に出動指令を送りわかりやすく簡潔に災害内容を無線で伝えます

また大地震などの大規模災害が発生した時には、近隣の消防本部と連絡を取り合い、円滑に活動が行えるよに調整を務めたりもします。

発生した災害を迅速に収束させるには、指令員がどれだけ正確な現場の情報を聴取できるかにも左右されるため、緊張感があり判断力と冷静さが求められる業務です。

救急救命の普及啓発

救急車が現場へ到着するのには平均で約8分かかります。多くの酸素を必要としている脳は、心臓が止まって3〜4分経過すると酸欠で致命的なダメージ受けてしまい回復が難しくなります。心臓が止まったら、1秒でも早く心臓マッサージやAEDを使うことで助かる可能性が高まります。

救命率向上のため市民に対して、心肺蘇生法やAEDの使用方法の講習を行っているの「救急課」です。
より多くの人に救急救命の知識や技術を習得してもらうことで、1名でも多くの方を救えるように努めています。

消防団との連携

市民の人々によって構成される消防団は、地域の防災力の強化には欠かすことができない存在です。
大規模な火事や地震が発生した時などに、自らの仕事を中断して現場へ駆けつける団員は本当のスーパーヒーローかもしれません。

そんな消防団員をサポートするのが「総務課や警防課」です。
消防本部によって所属は様々ですが、日頃から団員の人々と連携し、設備や装備を整えたり訓練指導を行い有事の際により良い活動が行えるように取り組みをしています。


今回は出動しない消防士の仕事について紹介しました。
ご参考になれば幸いです。

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