消防士の一日、24時間勤務ってどんな感じ?【元消防士が解説】

消防

こんにちは、ヒロキチです。

 

私は消防署に6年間勤めていました。

消防士って火事を消したり、トレーニングをしたする以外に何をしているか知っていますか?
街中で消防車が走っているのを見かけたりするけど、いまいち消防士が何をしているかって謎ですよね。

消防士として働きたいと思っていても、具体的にどんなことをしているのか知らない方がほとんどだと思います。

この記事では、消防士について調べている方、消防士になりたいと考えている方に向けて、私の経験をもとに消防士の一日について紹介していきます。

なお、これから紹介する内容は、消防署によって若干変わりますが基本的にはどこも同じなのであくまで参考程度に考えていただけたらと思います。

そもそも消防士の勤務時間は何時間?

一日の流れをお話しする前に、そもそも消防士の勤務時間は何時間なのか把握しておきましょう。

24時間勤務じゃないの?
と思うかもしれません。

実は消防士には、2種類の勤務形態があります。
「日勤勤務」と「交代勤務」です。

日勤勤務は8時間交代勤務は24時間が勤務時間になります。(正確には拘束時間です。)

「日勤勤務」は一般的なサラリーマンと同じで月曜日から金曜日まで毎日出勤する消防士です。
主に事務仕事や火災予防に関することなど裏方的な仕事をしています。

「交代勤務」は、消防署に寝泊りして24時間体制で火災現場や交通事故現場などの災害対応をしている消防士です。
世間の消防士のイメージはこちらだと思います。
また交代勤務には、「二交代制(隔日勤務)」「三交代制(三部勤務)」という2種類の勤務形態があります。

 

以下からは、この交代勤務をしている消防士の一日について見ていきましょう。

消防士の一日 24時間勤務のスケジュール

消防士の仕事って体力勝負のイメージが強いんじゃないかと思います。
四六時中、筋トレ!筋トレ!筋トレ!って思っている方も結構いるんじゃないですか?

もちろん災害対応をするためには、筋トレをして体を鍛えるのも大切な仕事ですが、筋トレばかりしているわけにはいきません。

 

実際の消防士の一日は以下のような感じです↓

 

8:30  出勤、引継ぎ(交代)

出勤したらまず、交代する部隊から前日に行った業務や出動した災害内容を聞く「引継ぎ」を行います。認識のズレがないようにしっかりと共有します。

8:30〜9:00  車両点検・装備確認、ミーティング

引継ぎ後、異常がないか消防車の点検や自分が使う装備の確認を行います。

その後事務室で、今日一日の予定業務などを確認・共有のためにミーティングを行います。

9:00〜12:00  午前の業務(訓練、点検、事務)

出動がなければ、災害対応のための訓練、資機材の点検、報告書の作成などその日によって業務は変わります。

12:00〜13:00  昼休憩(昼食)

お昼休みです。昼食は消防署によって自炊したり、弁当を持ち込んだりと様々です。
災害対応をする部隊はいつ出動があるか分からないので、サラリーマンやOLのようにランチに出かけることは出来ません。

13:00〜17:30  午後の業務(訓練、点検、事務)

午前と同様の業務を行います。
訓練は、消火活動訓練・救助活動訓練・救急活動訓練・体力トレーニングなど様々な訓練を行います。
また、水利(消火栓等)調査として管轄内を消防車で巡回したり、地域のコミュニティーや幼稚園児・小学生の庁舎見学対応をしたりします。

17:30〜18:30  夕休憩(夕食) 

自炊か弁当で夕食をとります。自炊は、配属先によって5〜20人の食事を若手が中心に作ります。
その後は各々好きなように休憩をとります。

18:30〜22:00  ミーティング、夜の業務(訓練、事務、トレーニング)

翌日の引継ぎのために、今日一日行った業務の確認や今後の予定などを話し合うミーティングを行います。
夜の業務では、夜間の暗い状況を想定した訓練や報告書作成、体力トレーニングなどを行います。

22:00〜6:30  仮眠時間

仮眠に入ります。この時間は勤務時間ではなく基本的に自由なので、自習をしたり雑談をしたり様々です。
上司が仮眠に行かなければ若手も行きにくいという雰囲気が若干ありますが、災害に備えしっかり休むことも大切な仕事のひとつです。

また消防署によっては、この仮眠時間の内1~2時間程度119番指令室等で勤務しなければならないところもあります。

6:30〜8:30  起床、朝の業務(掃除、車両点検、引継ぎ準備)

起床後は消防庁舎の清掃をしたり車両点検をして、次の部隊へ引継ぎするための準備をします。

8:30  引継ぎ(交代)、帰宅

出動が無ければ、次の部隊に前日の内容をしっかりと引継ぎ、交代して一日が終了です。

 

ざっとこのような流れです。
24時間なので長いと感じる方が多いと思いますが慣れるとそうでもないです。
当たり前ですが、災害が発生すればたとえ休憩時間でも仮眠時間でも出動しなければなりません
ちなみに僕の初出勤は夜中の2時だったことを今でもはっきりと覚えています。


初めはなかなかこの特殊な勤務スタイルに慣れず、体調を崩してしまうという方も少なくありません。
24時間ずっと気を張っていては当然疲れてしまいます。
うまく仕事をしていくいためには、「やる時はやる、休む時は休む」とメリハリをつけることが大切です。

 

消防士がどんなふうに仕事をしているかわかっていただけたでしょうか?
少しでも参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました